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☆★このページでは、海外ドラマ【セックス・アンド・ザ・シティ】の続編である【AND JUST LIKE THAT…】の感想とキャスト降板の裏事情などについてまとめています★☆
私は海外ドラマ【セックス・アンド・ザ・シティ】が大好きです。
昔々、おしゃれなシューボックス風DVD BOXを購入し、今でもときどき観ています。

軽度のSATCオタクであると言っても過言ではありません!
そしてこのたび、やっと続編である【AND JUST LIKE THAT…】を視聴することができました!
1話目の展開で衝撃を受け、最終話まで一気見してしまったので、シリーズファンとしての感想を綴ってゆきたいと思います。
前半はネタバレなしですが、後半はネタバレありの感想になりますので、未視聴の方はご注意ください。
*【AND JUST LIKE THAT…】はU─NEXTで観られます!
(本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください)

セックスアンドザシティ続編「AND JUST LIKE THAT…」シーズン1
引用:https://warnerbros.co.jp/tv/and-just-like-that/
概要/スタッフ・出演俳優(敬称略)
制作総指揮:サラ=ジェシカ・パーカー/シンシア・ニクソン/クリスティン・デイヴィス/ジュリー・ロッテンバーグ
- サラ=ジェシカ・パーカー/キャリー
- シンシア・ニクソン/ミランダ
- クリスティン・デイヴィス/シャーロット
- クリス・ノース/ジョン(ミスター・ビッグ)
and more
ストーリー
NYで知り合い、親友になったキャリー、サマンサ、ミランダ、シャーロット。
ときには恋に傷つき、ときにはキャリアに悩み、子育てや闘病を経験しながらも互いに支え合ってきた。
あれから20年。
50代も半ばにさしかかった彼女たちには、些細だが重大な変化が訪れていた。
キャリーが親友のひとりのサマンサと仲違いをした結果、絶交状態になってしまったのだ。
そんなとき、さらにキャリーの生活を激変させる出来事が起こる……。
みどころ(ネタバレなし)
みどころは、もちろん新たな登場人物たちとの友情や恋……と言いたいところですが、正直、目を惹いたのはそこではありません。
シリーズファンの方は、お馴染みの登場人物たちの年の重ね方の違いに注目です。
特に以前とほとんどファッションの変わっていないシャーロットと、グレーヘアで服装もやや年配向けになっているミランダとの対比には、性格の違いがよく現れています。
また、相応に年齢を重ねた面々の中で、キャリーの親友のスタンフォードとその夫アンソニー、そしてシャーロットの夫のハリーは、ほとんど老けていなくて驚きます。
またミランダの夫のスティーブは年齢以上に老けて描かれていますが、それがまたスティーブのキャラクター性にマッチしており、説得力があります。
一方でストーリーについては、進行上シリアスな展開が続くので、ちょっと注意が必要です。
ただ、7話くらいからかつてのSATCらしいノリになるので、「あれっ?」と思っても観続けることをおすすめします。
*そんな【AND JUST LIKE THAT…】はU-NEXTで観られます!

*ここから先はネタバレありの感想になります!
未視聴の方はあらかじめご了承の上、お読みください。
「AND JUST LIKE THAT…」シーズン1ネタバレあり感想

キャストたちの降板の経緯
今作でキャストが複数名降板となったのは、よく知られたところです。
シリーズお馴染みの登場人物で退場してしまったのは、以下の3名。
- キャリーの親友「サマンサ」
- キャリーの夫「ミスター・ビッグ」こと「ジョン」
- キャリーの親友「スタンフォード」
まず、主要な登場人物である「サマンサ」役のキム・キャトラルについてです。
キムの降板に関しては、そもそも今回のドラマから始まった話ではありません。
過去に劇場版3作目の制作が検討された際、キムが降板したことで製作中止となったという経緯があります。
脚本の内容に納得がいかなかったとのことですが、根っこには、主演のサラ=ジェシカ・パーカーとの不仲があるようですね。
なんでも、サラ=ジェシカとの扱いの差(ギャラやどの程度の肌見せOKか)が問題になっていたとか。
ただ、不仲説はずいぶん長い間囁かれてきたことなので、驚きはありません。
それでも、大好きな4人組の中からサマンサがいなくなってしまったのは、悲しいです。
【AND JUST LIKE THAT…】では、サマンサは文字メッセージのやりとりでのみ存在が示されます。
しかしそのたびに、現実の不仲説が頭をよぎって微妙な気持ちになってしまうので、残念ですね。
とはいえ、年齢を重ねたお馴染みの面々を見ていると、
「まあ、50年以上生きていれば、親友と決別することもあるか」
「人生ってそういうことが起こるよね」
という気がしてきます。

悲しいけど、仕方がないですね
次に、第1話の衝撃展開で退場した、ミスター・ビッグ役のクリス・ノース。
クリス・ノースは、本国で1話放送後に性的暴行疑惑が噴出しました。
その結果、10話の散骨シーンで挿入予定だった「ビッグに関する回想」がカットされたそうです。

もしも1話が公開される前に疑惑が出ていたら、
登場すらしなかったかも……
現時点では疑惑の段階ですが、いずれにせよ「ミスター・ビッグ」が作中で死亡した以上、シリーズに再登場することはないでしょう。
そして、ドラマ版シーズン1から登場していた、キャリーの親友「スタンフォード」役のウィリー・ガーソン。
ウィリーは、【AND JUST LIKE THAT…】制作中に亡くなりました。
膵臓がんだったと伝えられています。
そのため、ウィリーが演じていたスタンフォードという登場人物は、「突然、キャリーへ置き手紙を残して東京へ去った」という展開になりました。
スタンフォードとアンソニーとの結婚生活が描かれるのを楽しみにしていたのですが……とても残念です。

陽気で時に繊細、そして友達思いのスタンフォードが大好きです……。
ガーソン氏のご冥福をお祈り申し上げます
シーズン2へ向けて気になるところ
さて【AND JUST LIKE THAT…】は、シーズン1で終わりではありません。
シーズン2も、もちろん観るつもりですが、今後の展開で最も気になるのはミランダの暴走のその後です。
平穏な生活にうんざりしていたときに電撃的な恋に落ち、これまでの人生を投げ捨ててしまう……ありえないことではないでしょう。
しかし、ミランダの様子には不安を覚えます。
本人にはあまり「取り返しのつかない決断をした」という自覚が見られず、終始ふわふわとしているのです。
新たな人生に踏み出した、という前向きな捉え方をするのはちょっと難しいですね。
なぜなら恋人のチェは、ミランダの人生に対してなんの責任もありません。
これでハッピーエンドなら良いのですが、もしも夢から覚めたら……ミランダはどうなってしまうのでしょう。
その上、夫のスティーブは、長年良き夫だったのに裏切られました(なんだかいつも可哀想な役回り……)。
しかも一方的に別れを告げられたにも関わらず、依然として善良なので、見ていて胸が苦しくなります。

今後ミランダがどうなるかは分かりませんが、
スティーブだけはもう振り回さないであげてほしいです
*【AND JUST LIKE THAT…】はU-NEXTで観られます!

「なんだかなぁ」と思ったところ……
ここ最近のアメリカ映画やドラマに見られる傾向ですが、【AND JUST LIKE THAT…】も例にもれず、ポリティカル・コレクトネスの大洪水です。
あらゆる要素を詰め込みすぎだという気がしますが、これが今のアメリカ流なんでしょう。
一方で、1話冒頭のポッドキャストの収録シーンと、その直後にパーソナリティのチェがキャリーへ「もっと性の話題に乗ってこい」というような圧をかけたことについては、なんだか複雑な気持ちになりました。
「これってセクシャル・ハラスメントじゃないのか?」と。
確かに番組の趣旨的にも、キャリーがキャスティングされた意図を考えても、性の話題は避けられません。
しかし「話したくないこと」について一線を引くのは、許されてほしい。
そしてその一線は、「ひとによる」。
公人の説明責任とは、また話が違うのですから。
あと、いわゆる「スタンダップ・コメディ(スタンドアップ・コメディ)」の面白さは、私にはよく分かりませんでしたね。
また、思い込みが激しくて自己中心的なところがキャリーの個性でもあるのですが、今作でも、その個性が遺憾無く発揮されていました。
主にミスター・ビッグの前妻であるナターシャ関連の行動です。
ビッグがナターシャへ莫大な遺産を残したことで、キャリーは「二人にまだつながりがあったのでは」と疑います。
それはまあ、分与するつもりであることを黙っていたビッグが悪いです。
しかしパニックになったキャリーは、ナターシャへ直接メールを送って無視されたあと、インスタグラムへ突撃し、即ブロックされます。
ブロックされるということは、つまり「あなたとは直接話したくありません」ということですよね。
過去にキャリーがしたことを思えば、当然です。
普通ならそこで一旦冷静になり、代理人を通すことを考えるところですが、もちろん我らがキャリーは諦めません。
だってキャリーにとってはお金の問題じゃなくて、これまでの幸せがひっくり返されるような一大事なのですから!
そしてとうとう、ナターシャの職場まで訪ねていき、居留守を使われて逆ギレします。

普通に怖い……!
サイコスリラーか⁉︎
それに対して、ナターシャの対応の大人なこと。
思えば不倫騒動のときにも、ナターシャの方が大人な態度でしたよね。
もしかしたらキャリーよりもひとまわりくらい年下で、しかも被害者側だったのに。
個人的には、富豪である夫が、かつて傷つけた元妻へある程度の遺産を残したっていいじゃない、と思うのですが。
別にそれが、夫の不倫の証拠になるとは考えません。
あと、例のパリでの散骨シーン。
パリを選んだ理由も疑問ですが、それ以上に(フランスでは河川への散骨は許されているの?)ということが気になりました。
詳しいことは力不足で調べきれませんでしたが、どうやらセーヌ川へ散骨することは禁じられているようです。
……あかん。
映画観るなら<U-NEXT>
シーズン2は2023年に本国で放送予定!

以上が、【AND JUST LIKE THAT…】シーズン1のみどころやキャスト降板の裏事情について、そしてネタバレ感想でした。
私が視聴したときには、第1話からの予想外の展開と、中盤までの陰鬱な雰囲気に驚きました。
セックスアンドザシティに対しては、「おしゃれでキラキラしていて、コミカルなドラマのままでいてほしかった」という気持ちがあります。
しかしここまでくると、もう登場人物たちの人生をしっとりと描くフェーズに入ったのかもなぁと感慨深く思いました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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