ビッグ・リトル・ライズ シーズン1の犯人を当てられる人=0人説?【ネタバレあり】

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☆★このページでは、海外ドラマ【ビッグ・リトル・ライズ】シーズン1の感想をまとめています。後半はネタバレありです★☆

えげつないママ友戦争×ミステリーなドラマはお好きですか?

このたび、【ビッグ・リトル・ライズ(BIG LITTLE LIES)】シーズン1を視聴しました!

めっちゃくちゃおしゃれでハイレベルなミステリーで、大変面白かったです!

この記事では、そんな【ビッグ・リトル・ライズ】シーズン1について、前半はネタバレなし、後半はネタバレありで感想と考察を綴ります。
未視聴の方は、後半のネタバレ部分にご注意くださいませ。

*【ビッグ・リトル・ライズ】シーズン2も後日視聴予定です!

*本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください

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ビッグ・リトル・ライズ(BIG LITTLE LIES)シーズン1

引用:【ワーナーブラザーズ公式】ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>

概要/スタッフ&キャスト(敬称略)

2017年2月にアメリカ合衆国で放送開始(HBO)。

第69回エミー賞8部門受賞。
第75回ゴールデングローブ賞4部門受賞。
第24回全米映画俳優組合賞2部門受賞。

原作:リアーン・モリアーティ著『ささやかで大きな嘘』
監督:ジャン=マルク・ヴァレ

キャスト
  • シェイリーン・ウッドリー/ジェーン
  • リース・ウィザースプーン/マデリン
  • ニコール・キッドマン/セレステ
  • ローラ・ダーン/レナータ
  • ゾーイ・クラビッツ/ボニー

and more

ストーリー

高級住宅地で開かれた野外パーティの夜、人が死んだ

その場に居合わせた女性たちは、小学生の子を持ついわゆる「ママ友」同士。
彼女たちは事情聴取を受け、全員が「あれは事故だった」「本人が足を滑らせて階段から落ちた」と主張した。

しかし担当刑事は、不審に思う。
彼女たちの証言が、まるで示し合わせたかのように同じだったから。

もしも事故でなかったとしたら–––––いったい誰が殺したのか?

事故の鍵を握るママ友たちの秘密とは……。

みどころ(ネタバレなし)

このドラマでは、冒頭でいきなり人が死にます。
しかし視聴者には、「被害者が誰か」について最終話まで伏せられます。
もちろん、「犯人が誰か」についても。

遠野
遠野

これが【ビッグ・リトル・ライズ】最大の特長であり、みどころです!

そして時は事件の前へと遡り、とあるシングルマザーとその息子が地域へ越してくる場面から本編が始まるのです。

また事件へと至る過程で、子どものいじめをめぐってママ友同士で揉め事があったことが分かってきます。
そこでさらに「いじめの真犯人も不明」という謎も用意されています。

このように、最後まで予断を許さない複雑なミステリーに仕上がっています!

登場人物に感情移入するもよし、刑事になったつもりで犯人を予想するもよし。
ただ、犯人を当てるのは相当難しいと思います。
我こそは!という方は、ぜひチャレンジしてみてください。

そして、豪華なキャスティングもご覧あれ!

ニコールキッドマンやリース・ウィザースプーン、ゾーイ・クラヴィッツと、華のある俳優陣が各々の魅力を存分に発揮しています。

あの(美形揃いの)俳優一族・スカルスガルド家から、アレクサンダー・スカルスガルドも出演していますよ。

遠野
遠野

ニコール・キッドマン演じる「セレステ」の夫役なのですが、
まさに完璧なカップル!(……に見えます)

また、服装や髪型・メイクなどが、登場人物それぞれのキャラクター性を巧みに表現していて、大変素晴らしいです。

子どもたちも両親の属性や本人の性格にぴったりな髪型、服装をしていて、制作スタッフのこだわりを感じます。

ぜひ注目してみてください!

*【ビッグ・リトル・ライズ】はU-NEXTで観られます!

*ここからはネタバレありの考察&感想になります!
未視聴の方はあらかじめご了承の上、お読みくださいませ!

ネタバレあり! 推理不可能な犯人の「動機」考察

前述の通り、ビッグ・リトル・ライズでは、「事件の被害者が誰か」について、最終話でようやく明かされます。
ただそれまでに、被害者についてはある程度予測できるようになっていました。

遠野
遠野

ニコール・キッドマンは、なぜかDV被害者な役柄が多い気がします。

あまりにも美しくほっそりとしていて、
演技といえど痛々しくて見ていられないのですが……。

一方で、加害者については全く予想できませんでした。

だから事件の夜にボニーがしたことには、本当に驚かされましたね。
(もちろん殺意があったわけではないでしょうし、運が悪かっただけとも言えますが)

だって客観的に見て、動機がない。
犯人として最も意外な人物と言っても良いでしょう。

しかしよくよく考えると、もしかしてボニーも、過去に誰かから暴力を受けたことがあったんじゃないか?と思いました。

根拠は、事件の夜、セレステとペリーの様子がおかしいことに遠目から、しかも瞬時に気づいたこと。
そして、ペリーと女性陣がもみあっている中に全速力で飛び込み、初手でペリーを突き飛ばしていること。

助けを呼びに行くでも、警察に通報するでもなく。

遠野
遠野

ペリーの暴力行為を止めようとしただけにしては、
ちょっと不自然な行動です

さらに、以前のエドとの会話で、ボニーが気になることを言っていました。

マデリンの育った環境や離婚のトラウマについてエドから聞かされ、理解を求められたときのこと。
ボニーは「誰でも背負っているものがある」と意味深な発言をしていたのです。

この発言が、ボニーの過去に「何か」があったことを示唆しているように思えます。

遠野
遠野

残念ながら、詳細は不明なまま物語が終わってしまいましたが、
もしかしたらシーズン2で理由が明かされるのかもしれませんね!

*【ビッグ・リトル・ライズ】はU-NEXTで観られます。

各キャラクターへの私見と感想

海辺の高級住宅地で、事件は起こる

マデリン・エド vs ボニー・ネイサンの新旧夫婦戦争

エド・マデリン夫妻とネイサン・ボニー夫妻のバトルは、メインドラマのひとつです。

そもそも、不仲で離婚した元夫婦がそれぞれ別の人と再婚し、同じ街で暮らしている……これだけでも地雷原なわけですが、その上、それぞれの家庭に同い年の子がいるヤバさ!

つまり当然の結果として、子どもの送り迎えや行事のたびに顔を合わせることになるわけで、揉めないわけがありませんよね。

遠野
遠野

「どちらかが他所へ引っ越す」という選択肢はなかったのか……

エドの「陰キャならでは」な宣戦布告がクール!

当初の印象としては、マデリンの元夫ネイサンも大概アレですが、現夫エドもちょっと繊細すぎる……と思っていました。

しかし、アビゲイルの避妊具問題でマデリンとボニーが揉めたとき、ネイサンに対してガツンと啖呵を切ったエドは、大変かっこよかったです。

遠野
遠野

妻を庇って、一歩も譲りませんでしたね!

ネイサンはエドを「男らしくない」と侮っていました。
だからエドが冷静かつはっきりと敵対の意思を示したのは、非常にスカッとしました。

以下は、ネイサンと対峙したときのエドの名言です。

「僕も6年生の頃、いじめられていた。大人の対応のつもりでじっと耐えたけど、30年経った今でも悔やんでる。なぜやり返さなかったのかと」

「そして今はこう思ってる–––––次に僕を攻撃しようとする奴が現れたら、今度こそ戦おうって」

遠野
遠野

マデリンには、エドを大事にしてもらいたいです

ボニーにも多少の落ち度はある

一方、ネイサンの現妻であるボニーは、大変魅力的ですし善人です。
わざわざあのネイサンを選んだ理由が分からないくらいに。

しかし正直、マデリンがボニーにイラつく気持ちも理解できます。
どうもボニーには、アビゲイルに対する「大人」や「保護者」としての責任感が見られません。

遠野
遠野

アビゲイルはボニーのことを「友だち」だと言っていましたが、
それでも未成年であるアビゲイルを預かるなら、

ボニーには保護者責任があるんじゃないかな?


またアビゲイルの避妊具問題については、母親に話を通しておかないとこじれることは予想できます。
相手があのマデリンなら、なおさらです。

ジギーが着せられた濡れ衣といじめの真犯人

メインの殺人事件とは別に、もうひとつの謎として用意されていた「いじめの真相」。
これが殺人事件の原因と間接的に繋がっているという構成は、見事でしたね。

しかしジェーンの息子ジギーは、新たな地へ越してきたばかりでした。
ただでさえ、友だちができるか不安だったでしょう。
なのに入学早々に濡れ衣を着せられて、ひたすらに可哀想でした。

ただ、アマベラ(いじめの被害者)の母レナータの行動も、過剰反応だとは決して思いません。
娘に危害を加えられたら、加害者を排除しようとするのは当然です。
たとえ、相手が子どもでも。

それでも自分に濡れ衣を着せた張本人であるアマベラを、ジギーは責めませんでした。
真の加害者であるマックスからアマベラを守るために、汚名に耐え続けたジギーの辛抱強さと思いやりよ……!

遠野
遠野

ビッグ・リトル・ライズで1番の”イケメン”は、
ジギーに違いありません!

そんな心優しいジギーが、父親の正体を知ったら?
マックスとジョッシュが自分の異母兄弟であることを知ったら–––––、どう受け止めるのでしょうか。

そこが一番心配です。

ビッグ・リトル・ライズはシーズン2へと続く

以上が、海外ドラマ【ビッグ・リトル・ライズ】シーズン1の考察・感想でした。

なお、本記事タイトルの「ビッグ・リトル・ライズ シーズン1の犯人を当てられる人=0人説」についてですが、実際、犯人を予測(推理)するのはほぼほぼ不可能です。

そもそもが、犯人を推理させるような構成になっていないのです。
したがって、「結末に驚かされる」ことを楽しむのが正解でしょう!

非常に綺麗に終わりを迎えた物語だったので、シーズン2でどのように続きを描くのか、楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

*【ビッグ・リトル・ライズ】はU-NEXTで観られます。

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