☆★このページでは、驚愕の結末をむかえる映画について、ネタバレなしでご紹介しています★☆
「ああ、毎日同じことの繰り返しだなぁ」
「平和でイイんだけど、なんか、もっとこう……刺激がほしい」
「でも実害があるようなことは、普通にイヤ」
「安全が保障されている状況で、びっくり仰天したいんじゃあ!」
そんなときは、どんでん返し系映画の出番です!!
以下では、子どもの頃から映画だけが友達だった(?)私が、ネタバレ厳禁な【どんでん返し系映画】を4タイトル+殿堂入り1タイトルの計5タイトルご紹介してゆきます。
また、それぞれの映画が「どんな方におすすめなのか」についても、独断と偏見で述べてゆきます。
ネタバレはありませんので、安心してご覧ください!
驚愕の展開で魅せる「どんでん返し系」映画☆おすすめ5タイトル
鑑定士と顔のない依頼人(The Best Offer)
概要とスタッフ・キャスト(敬称略)
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞6部門受賞
(イタリアのアカデミー賞みたいなやつ)
原題:La migliore offerta(英訳:The Best Offer)
制作年:2013
制作国:イタリア
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
- ヴァージル(美術鑑定士):ジェフリー・ラッシュ
- クレア(依頼人):シルヴィア・フークス
- ビリー(ヴァージルの友人):ドナルド・サザーランド
and more
ストーリー
美術鑑定士ヴァージルは、オークショニア(オークションを運営、取り仕切る人物、仕事)として多大な成功を収めていた。
しかし異常に潔癖なのが災いし、高齢となる現在まで女性には縁がなかった。
ある日、ヴァージルの元へ「両親の形見の品々を鑑定してほしい」という女性からの依頼が入る。
さっそく依頼人の住む豪邸を訪ねるも、なぜか依頼人は声だけで応対をし、頑なに姿を見せない。
そんな依頼人に好奇心を抱くヴァージルだったが……。
みどころ
【鑑定士と顔のない依頼人】の最大のみどころはもちろん、後半のどんでん返しです。
私は劇場ではなく自宅で視聴したのですが、思わず椅子から立ち上がりました。
驚愕しすぎて。
そしてラストにもご注目ください。
ハッピーエンドがバッドエンドか、解釈が分かれるからです。
(どちらかといえばバッドエンド・胸糞エンドだと感じる方が多いようなので、そういった話が苦手な方はご注意ください)
ちなみに私は、ハッピーエンドだと信じます!
というよりも、「ラストシーンの後にハッピーエンドが待っている」と思っています。
あなたはどっち派でしょうか。
ぜひご自身の目でお確かめください。
【鑑定士と顔のない依頼人】はこんな方へおすすめ
- 美術品に興味がある
- ミステリーへ強い恋愛要素が入ることに抵抗がない
- 鮮やかな伏線回収が見たい
- ジェフリー・ラッシュの味わい深い演技が見たい
シャッターアイランド(Shutter Island )
引用:https://ulm-design.com/シャッター-アイランド/
概要とスタッフ・キャスト(敬称略)
全ての謎が解けるまで、この島を出ることはできない。
原作:デニス・ルヘイン著『Shutter Island』
原題:Shutter Island
制作年:2009
制作国:アメリカ合衆国
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:レータ・カログリディス
- テディ(連邦保安官):レオナルド・ディカプリオ
- チャック(相棒):マーク・ラファロ
- コーリー(院長):ベン・キングスレー
- レイチェル(失踪した女性):エミリー・モーティマー
- ドロレス(テディの妻):ミシェル・ウィリアムズ
and more
ストーリー
犯罪者を収容する精神病院で、一人の女性患者が失踪した。
病院のある場所は孤島で、周囲には海しかない。
そんな閉じた島(シャッターアイランド)で、彼女はどこへ消えたのか?
2人の連邦保安官は、患者失踪の真相を探るため、島へ上陸するが……。
【シャッターアイランド】はアマプラで観られます。みどころ
主人公がディカプリオ演じる「苦悩を抱えた正義の男」であるというだけで、観る価値があります。
本気(ガチ)です
さらに、開始数分の間にも伏線が貼られまくるので瞬き注意です。
とはいっても、初見では何がどんな意味を持つのかなんて分かりませんが……。
とにかく登場人物の言動や視線、表情に違和感を覚えたら、可能な限り記憶しておきましょう。
怒涛の伏線回収に驚かされること間違いなしです。
そして、最後に残された重大にして小さなひとつの示唆。
埋もれる真実。
あなたはどう解釈しますか?
【シャッターアイランド】はこんな方へおすすめ
- 複雑なミステリーが好き
- 重厚で陰鬱な雰囲気に耐えられる
- 人の精神や脳の働きに興味がある
- 人怖(ヒトコワ)*的な不穏さにワクワクする(?)
- ディカプリオが好き
*人怖(ヒトコワ)とは……「結局一番怖いのは、(悪霊やら怪異じゃなくて)生きた人間だよね」みたいな出来事や創作話。また、そういった話のジャンル。
【シャッターアイランド】はアマプラで観られます。THE GUILTY/ギルティ
引用:https://happinet-phantom.com/guilty-movie/index.html
概要とスタッフ・キャスト(敬称略)
事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>。
原題:Den skyldige
制作年:2018
制作国:デンマーク
監督・脚本:グスタフ・モーラー
- アスガー(緊急通報司令室オペレータ):ヤコブ・セーダーグレン
- イーベン(誘拐された女性):イェシカ・ディナウエ
- ミケル(誘拐犯):ヨハン・オルセン
and more
ストーリー
警察官のアスガーは、わけあって現場を退き、今は緊急通報司令室でオペレータをしている。
そんなある日、女性から緊急通報の電話を受ける。
通報してきたにも関わらず、女性の受け答えは要領を得ない。
不審に思ったアスガーが上手く探りを入れると、女性は何者かに誘拐され、車内から電話をかけていることが判明。
アスガーは恐怖で混乱する女性を宥めつつ、物音などと併せてなんとか車両を特定しようと奮闘するが……。
【THE GUILTY/ギルティ】はアマプラで観られます。みどころ
どんでん返し部分はもちろんですが、映画の形態そのものが異色な傑作です。
1秒も気を抜けないようなスピーディな展開を見せる&手に汗握るクライムサスペンスであるにも関わらず、なんと主人公は、司令室から一歩も外へ出ません。
(ラストシーン除く)
当然、派手なアクションもしないし、銃撃戦もありません。
主人公は、唯一のヒントである電話からの音情報だけで被害者を救おうと奮闘し、あちこちへ連携を呼びかけて包囲網を敷き、犯人を追い詰めてゆきます。
全編、変わり映えしない室内の映像と電話の音声、そして主演俳優の表情、仕草等の演技だけで構成されているのに、その緊迫感たるや!
このアイディアだけでも神作品です。
あとは、主演俳優のヤコブ・セーダーグレンの声が、声フェチ的には堪らないです(?)。
(個人的なフェチは置いておいたとしても)この落ち着いた声で宥められたら、緊急時でも冷静になれそうな気がしますね。
ぜひ吹き替えではなく、字幕でご覧ください。
予告を見て「面白そう!」と興奮し、
公開されてすぐに観に行った思い出の作品です!
近くの映画館では全然上映していなくて、
新宿武蔵野館まで観に行ったのが楽しかったです
【ギルティ】はこんな方へおすすめ
- 斬新な作品を観たい
- 映画【フォーンブース】が好き(ちょっと似たタイプの映画です)
- 胃の痛くなるようなハラハラドキドキに耐えられる
- 声フェチである
ミッション:8ミニッツ
概要とスタッフ・キャスト(敬称略)
原題:Source Code
制作年:2011
制作国:アメリカ合衆国/フランス
監督:ダンカン・ジョーンズ
脚本:ベン・リプリー
- スティーヴンス大尉:ジェイク・ギレンホール
- クリスティーナ(相席の女性):ミシェル・モナハン
- グッドウィン(オペレータ):ヴェラ・ファーミガ
and more
ストーリー
スティーヴンス大尉(米軍パイロット)が目を覚ますと、見覚えのない列車の車内にいた。
親しげに話しかけてくる女性にも、覚えがない。
しかし混乱も長くは続かなかった。
わずか8分後、突如として列車が爆破されたのだった。
乗客は全員死亡。
スティーヴンスも死んだはずだったが、目を覚ますと、そこはコックピットのような密室だった。
状況が分からないスティーヴンスへ、モニター越しの軍人らしき女性が「これは極秘ミッションだ」と告げる。
ミッションの内容は、「過去の列車爆破事件の犠牲者の記憶と同期することで犯人を突き止め、これから起こるであろうテロを防ぐ」というもの。
そして、再び事件の8分前の世界へ送り込まれたスティーヴンスは、事件そのものを防ごうと手を尽くすが……。
みどころ
斬新な設定でありつつ、王道のヒーローもの的な雰囲気も楽しめる快作です。
始めは、理不尽な展開の連続に混乱するかもしれません。
しかしそこは、主人公のスティーヴンス大尉と一緒に真相を探るつもりで観ましょう。
「主人公が、理不尽なミッション遂行を強制されている理由は?」
「すでに起きてしまった事件の犠牲者の意識と同期? どうやって?」
など、徐々に重要な謎が明かされてゆく展開が見事です。
なお、ジェイク・ギレンホールは相変わらず男前です。
そういえば、上で紹介した【ギルティ】が、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクされました。
そちらも高評価なので、オリジナル版と見比べるのも楽しそうですね!
でも、ジェイク・ギレンホールの顔面の圧が強すぎて、
「音」に集中できなさそう……
【ミッション:8ミニッツ】はこんな方へおすすめ
- 理不尽へのストレス耐性が高い
- 入り組んだシナリオが好き
- 王道ヒーローもの的な雰囲気も好き
- ジェイク・ギレンホールが好き
殿堂入り! ユージュアル・サスペクツ(筆者最推し)
最後に、「もはや知らない方はいないのではないか?」と思えるほど有名な定番タイトルをご紹介します。
この作品を抜きに、「どんでん返し系映画」は語れません!
もし「まだ観たことがないよ」という幸運な方がいらっしゃったら、視聴前には絶対にネタバレを踏まないでください!
心よりお願い申し上げます。
概要とスタッフ・キャスト(敬称略)
原題:The Usual Suspects
制作年:1995
制作国:アメリカ合衆国
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー
- キートン(元汚職警官):ガブリエル・バーン
- マクマナス(前科者):スティーブン・ボールドウィン
- キント(詐欺師):ケヴィン・スペイシー
- クイヤン(捜査官):チャズ・パルミンテリ
and more
ストーリー
港に停泊していた密輸船が爆発炎上した。
マフィアの抗争によるものと思われたが、生存者はわずか2名で、何が起こったのかは不明だった。
そこで捜査官のクイヤンは、事件の生き残りであるキントに対し、取り調べを行う。
もう一人の生存者は瀕死の重症で、話を聞けるのがキントだけだったのだ。
キントの語る事件の真相の中で、存在自体が伝説となっている「カイザー・ソゼ」という黒幕の存在が浮き上がってくる。
これまで、謎めいたその人物の姿を見たものは誰もいないというが……。
「カイザー・ソゼ」は実在するのか?
その正体とは?
みどころ
もちろん、どんでん返し部分が最大のみどころです!
ぜひ、フラットな気持ちで観てください。
展開があまりにも怒涛&鮮やかすぎて、必ずや驚愕と爽快感を味わえるはずです!
「ユージュアル・サスペクツで、どんでん返し系映画の楽しさに目覚めた」という方はきっと多いはず。
特にラストシーンの演出が最高にカッコよく、私は何回も何回も見返しました。
なお、「ユージュアル・サスペクツ」とは「常連の容疑者」の意です。
メイン登場人物たちは前科者揃いなので、彼らを指しているようですね。
警察官からは「またお前か」と呆れられるタイプの
容疑者ってことですね!
【ユージュアル・サスペクツ】はこんな方へおすすめ
- ミステリー好き
- 入り組んだ物語構造を紐解くのが好き
- 1990年代の映画を「古い」と思って避けている
- 未視聴のすべての方!
どんでん返し系映画でスカッとストレス解消しませんか?
以上が、どんでん返し系のおすすめ映画のご紹介でした。
どんでん返し系映画って、観終わったあとに謎のカタルシスがありますよね。
日頃のストレス解消に、ご自宅でゆっくり【驚愕の結末を迎える映画】はいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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