会計ソフトFreeeでクレカ残高が合わない場合の原因と対処法【確定申告】

日常

☆★この記事では、会計ソフト『Freee』を使っている方向けに、クレジットカード残高と引き落とし予定額が合わないときの対処法について解説しています★☆

こんにちは。

このページへアクセスしたということは、会計ソフト『Freee』上の「クレジットカード残高」と「引き落とし予定額」が合わなくて、お困りなのではないでしょうか。

分かります。
私も困ったことがあるからです。

このページでは、私が実際にFreeeにおけるクレカ残高のズレを修正した方法を説明しています。

なお、以下の三点を前提としていますのでご承知おきください。

  • クレジットカードをFreeeに連携している(利用明細は自動で取り込まれている)
  • 連携しているクレジットカードは、ほぼ事業関連の支払いにのみ使用している
  • 取り込まれた明細は、すべて仕訳&登録済である
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クレジットカード残高が合わないと大変なことになる?

確定申告
時間との戦い……!

まず、「クレジットカード残高が合わない」ということ自体はたいした問題ではありません。
むしろ原因によっては「経費等が実際よりも多く計上されている可能性」があることが問題なのです。

したがって、決算前には必ず残高のズレを解消しておく必要があります。

取引数が多いと途方に暮れそうになりますが、心配御無用です。
複雑な仕組みに見えますが、行っていることは結局、数字の足し引きに過ぎません。

計算が合わないということは、必ずどこかに誤りがあるはずです。

遠野
遠野

諦めずに原因を探りましょう!

クレジットカード残高が合わないときに確認すること

草の根を分けても

クレジットカード残高と引き落とし予定額が合わないとき、原因はいくつか考えられます。
ひとつひとつチェックして行きましょう。

同じ日付で同じ金額の取引が複数存在しないか調べる

考えられる可能性のうちの一つは、クレジットカード明細が自動取り込みされるのに、誤って自分でも取引を入力してしまい、重複している場合です。
あるいは、クレジットカード会社とのデータ連携がうまくいかなくて、明細が重複している可能性も考えられます。

これらのミスやエラーがあると、実際の請求よりも登録上のマイナス残高が大きくなってしまうのです。

なお、取引登録や明細の重複が原因である場合、同じ日付に同じ金額が複数並んでいるはずです。
目視で確認することもできますが、Freeeでは「重複チェック」という機能があります。
「重複チェック」を使えば、指定した期間内に同日付&同金額の取引がある場合に、抜き出して表示してくれるので便利です。

重複チェック画面
重複チェック

ただし、重複チェック機能で抜き出された取引が、必ずしも登録ミスやエラーとは限りません

たまたま同じ日に同じ金額の取引が二つ以上あっただけかもしれないからです。
よく確認し、誤って消してしまわないように注意が必要です。

遠野
遠野

重複していた場合は、取引の右に表示される「操作を選ぶ」のプルダウンメニューから、

「重複するので削除」を選べば削除できます

クレジットカードの引き落とし日に引き落とし金額の明細があるか調べる

次は、クレジットカードの引き落としについて「明細を無視」してしまっている場合です。
この場合は「明細の無視」を取り消し、代わりに「口座振替」として登録しなければなりません。

やり方としては、「口座」メニューからクレジットカードを選択、「明細」タブの検索条件を「無視のみ」で絞ります。
すると無視した明細だけが表示されるので、修正することができます。

明細無視の確認画面
明細を無視していないか

併せて、クレジットカードの引き落としについて、「口座振替」ではなく誤って「取引」として登録していないかもチェックしましょう。

またプライベートの支出が混ざっている場合、「明細を無視」するのも誤りです。

残高が合わない原因になるので、もし発見したら、無視を取り消してから「事業主貸」に科目を修正して登録しましょう。

クレジットカード開始残高の設定ミスがないかチェック

これが可能性としては最も高いのではないかと思います。

*クレジットカードの開始残高とは……「取引自体は昨年中だが、引き落としは今年に入ってから」というクレジットカード請求金額の合計。今年の1月1日以降の取引について明細取り込みをおこなっているので、「前年の取引については明細はないが引き落としはされる」ことになる。その差額の帳尻を合わせるために入力&設定する。

私の場合、きちんとルール通りに計算して設定したつもりでしたが、以下の二点の誤りがありました。

前年中の取引に対する払戻額が、今年発生していないか?

クレジットカードの明細を確認していると、前年中の取引に対しての払戻額が「今年」発生しているのを発見しました。

しかしこの払い戻しは、クレカ明細上は前年の日付に起こったこととして処理されており、Freeeに取り込まれていなかったのです。

しかし今年の請求金額からはきちんと差し引かれているので、ここでズレが生じてしまっていました。

原因を見つけさえすれば修正は簡単。

開始残高の方から払戻額分を差し引いて登録し直せば、処理完了です。

このように、どうしても残高が合わないときは、払戻額に注目することをおすすめします。

同じクレジットカード会社のカードを複数枚所持している場合、要注意

もう一点のミスが、「Freeeに登録していない口座に紐付けしているカードの請求額」も開始残高に含んでしまっていたことです。

特典や年会費などの関係でクレジットカードを切り替えた際、一時的に同じ会社で2枚のカードを使っていました。

一方は完全にプライベート用でしたが、明細の請求額は2つのカードを合算した金額となっており、誤ってそれを開始残高に含めてしまっていたのです。

同じクレジットカード会社のカードを複数枚使っている場合は、注意が必要です。

確定申告前にミスを修正してスッキリしよう

褒めてくれるおじいさん
これで完璧!

このように私の場合は、プライベート用クレジットカードへの請求&前年の取引の払戻、この二つの合わせ技で残高がずれていました。

原因が分かってみれば、たいしたことではありませんでした。

しかしこれらを誤って登録していた開始残高から正しく引いて、ぴったりと残高が合ったときは、思わず

遠野
遠野

ご明算!!

と大喜びしてしまいました。

この記事が、クレジットカード残高と引き落とし予定額が合わずに困っている方にとって、解決の糸口になったら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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