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☆★このページでは、海外ドラマ【ゲーム・オブ・スローンズ】のスピンオフドラマである【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】シーズン1の感想をまとめています。後半はネタバレありです★☆
好きな動物はドラゴンです。こんにちは。
とうとう【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】シーズン1を視聴しました!
あの大ヒット海外ドラマ【ゲーム・オブ・スローンズ】のスピンオフ作です。
もちろん原作は、シリーズの著者であるジョージ・R・R・マーティンです。
なので当初から、物語の面白さは折り紙つきでした!
そして期待通り、大変面白かったです!
早くもシーズン2が待ちきれません!
【ゲーム・オブ・スローンズ】にハマった方は、絶対に観ることをおすすめします。
この記事では、そんな【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】について、前半はネタバレなし、後半はネタバレありで感想と考察を綴ります。
未視聴の方は、後半のネタバレ部分にご注意くださいませ。
*以前の記事で、愛ゆえに【ゲーム・オブ・スローンズ】最終章を辛口批評しています↓
よろしければそちらもご覧ください!
ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン1
引用:https://warnerbros.co.jp/tv/house-of-the-dragon/
概要/スタッフ&キャスト(敬称略)
HBOにて2022年8月に放送開始。
原作:ジョージ・R・R・マーティン著『炎と血』
制作総指揮:クリスティン・デイビス/ライアン・コンダル/ジョージ・R・R・マーティン
- ミリー・オールコック(幼少期)、エマ・ダーシー(成年後)/レイニラ王女
- マット・スミス/デイモン王子
- パディ・コンシダイン/ヴィセーリス王
- エミリー・キャリー(幼少期)、オリヴィア・クック(成年後)/アリセント
and more
*原作小説は日本語訳されています↓
ストーリー
時はターガリエン王朝、ヴィセーリス1世の治世。
国は平穏だったが、王には男児がおらず、まだ幼い王女レイニラが唯一の子だった。
王位継承については男子優先のため、世継ぎは王の弟であるデイモンと定められていた。
そんな折り、王にとうとう待望の王子が生まれる。
しかし、生まれてすぐに亡くなってしまった。
元々不仲だったデイモンとついに仲違いした王は、弟ではなく娘のレイニラを後継者に指名した。
デイモンは軍を引き連れて王都を離れ、のちに亡き王子へ与えられるはずだった、大事なドラゴンの卵をも持ち去った。
王女レイニラは、叔父であるデイモンと継承権争いをすることになるのか?
レイニラは盗まれたドラゴンの卵を取り返すため、対立する叔父の元へ向かうが……。
みどころ(ネタバレなし)
まず、カッコいいドラゴンがわんさか出てくるだけで、もう120点です!
前作【ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)】にも素敵なドラゴンが登場しました。
しかしGOTの時代では、ドラゴンはもはや絶滅寸前でした。
しかし【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】はGOTの約200年前の物語であり、まだ少なくとも十数頭はドラゴンが存在しています。
シーズン1ではドラゴン同士の空中チェイスが見られますので、お楽しみに!
そして今後のシーズンではきっと、ドラゴンvsドラゴンの戦いも堪能できるはずです。
「ドラゴン」と聞くとなぜか無性にワクワクしちゃう同志は、
絶対に観てください!
また、【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】はストーリー展開が全く読めず、めちゃくちゃドキドキします。
というのも、登場人物たちがなんとも意外な行動をするんですよね。
「この人物はこういう行動をとるだろう」という予測が、普通に外れます。
キャラクターが従来の型にはまらず、さまざまな面を持っているところが魅力的なのです。
正直、(そうはならんやろ……)となるシーン・展開もありますが、それらが些細なことだと思えるくらい面白いです。
続きが気になって一気見してしまうので、
寝不足注意ですよ!
*【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】はU-NEXTで観られます!
(本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください)
*ここからはネタバレありの感想になります!
未視聴の方はあらかじめご了承の上、お読みくださいませ!
ネタバレあり! キャラクターについての私見と考察
王弟デイモンはヴィランになりきれなかった?
私の推しは、王弟であり、主人公レイニラの叔父でもある「デイモン」です!
デイモンを演じている俳優マット・スミスは、映画【モービウス】でヴィラン(悪役)の「マイロ」を演じていました。
今作のデイモンも明らかに「ヴィラン系統の男」なんですが、総合的には悪人というわけでもないんですよね。
最初の妻レイアにした仕打ちは、
言い訳不可能ですけれども……
たとえば、現王の世継ぎであり姪であるレイニラを政治的に利用しようと目論むものの、レイニラがまだ子どもであることと、おそらくはある種の愛着から思いとどまっています。
(レイニラ本人は、むしろ望んでいたようですが)
またデイモンは愛人ミサリアとは睦まじげでしたし、2番目の妻レーナとの間には娘を2人授かり、良好な関係を築いていたようです。
こうなると、最初の妻レイアとうまくいかなかったのが不思議なくらいです。
レイアは(なぜか器量を貶されていましたが)、美しい女性でした。
確かにものすごく気位が高そうでしたが、性格の相性は悪くないような……。
デイモンと絶望的に不仲だったのは、なぜなのでしょうね。
ともあれ、根っからの悪人ではないがためにヴィランになりきれなかったデイモンですが、シーズン1の終盤では、なにかまた不穏な動きをし始めています。
もしかしたら、今度こそ本当に悪役化してしまうかも⁉︎
推しなだけに、不安と期待が入り混じりますね!
ヴィセーリスの遺言をめぐる「すれ違い」
一方、物語の主軸である「レイニラと幼馴染のアリセントとの対立」については、どう考えてもこうなるしかなかったとはいえ、つらいものがあります。
だいたい脇が甘いヴィセーリス王(とアリセントの野心家な父オットー)が悪い。
アリセントが付き添う死の床で、ヴィセーリスがうわ言を言いかけたとき、私は(余計なことを言わないでよ……お願いだから……)と念じました。
ところが意外にもヴィセーリスは、「余計なこと」を言いませんでした。
(おそらくは)レイニラに対して、「王土をまとめる約束のプリンスはお前だ」と告げただけでした。
迷いを捨て、これまでの立場を貫き通しましたね。
ただ、すでに朦朧としていたヴィセーリスの誤算は、そのとき側に付き添っていたのが娘のレイニラではなく、妻アリセントだったことです。
アリセントはそのすれ違いに気づかず、「お前が息子のエイゴンを世継ぎにしろ」と言い遺したものだと解釈します。
こうなっては、もはや争いは避けられません。
ああ……。
とはいえ第1話で早くも病に罹り、バリバリに死亡フラグを立てていたヴィセーリスが、あれほどまでに長生きできたのは、ひとえにアリセントの献身のおかげでしょう。
自分の子を世継ぎに指名されなかったのに、それでも老王を最期まで世話し続けたアリセント。
根が善良な証拠です。
レイニラよりもアリセントの方が、
主人公っぽい性格をしている気がします
もしも他の誰かが王妃だったら、ヴィセーリスは早々に遺言を捏造され、暗殺されていたでしょう。
ある意味、ヴィセーリスは人を見る目があったのかも。
そんなアリセントが、今後息子と自分のためにどこまで非情になれるのか?
悪鬼のようになるアリセントを、見たいような、見たくないような……。
「約束されたプリンス」は誰か?
このようにして(おそらくは)娘レイニラへ向けられた王の遺言は、王妃アリセントが意味を取り違えたことで、内乱を決定づけてしまいます。
しかし結局、ヴィセーリスが夢に見た「約束されたプリンス」は、ただの夢に過ぎなかったのでしょうか?
それとも、本当に予知夢だったのか。
とりあえず、ヴィセーリスとアリセントの長男であるエイゴンは、誰が見ても王の器ではありません。
さらに現時点では、他に次世代の王になり得そうな子もいません。
レイニラの長男ジャセアリーズは比較的真っ当そうな人柄ですが、血統に疑義があります。
アリセントの次男坊エイモンドに至っては、暴君になりそうな臭いがプンプンします。
そして他の子たちはまだ幼すぎて、素質があるかどうかすら分かりません。
なんであれ、まずはレイニラとエイゴンのどちらが【七王国の真の王】となるのかを決しなければなりませんね。
鉄の玉座をめぐる争いはどうなってしまうのでしょうか……今後が気になります!
しかし思うに、エイゴン征服王が予知したのって、
【ゲーム・オブ・スローンズ】の時代のことですよね?
とすると、ある意味ではジョン・スノウこそが「約束されたプリンス」では?
*【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】はU-NEXTで観られます。
神作品【ゲーム・オブ・スローンズ】に匹敵する面白さに期待!
以上が、海外ドラマ【ゲーム・オブ・スローンズ】のスピンオフドラマ【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】シーズン1の感想・考察でした。
期待した以上にドラゴンがカッコよかったので、大満足です!
それに登場人物が魅力的で、続きが気になって仕方がありません。
シーズン2も制作が決まっているので、楽しみですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
*【ハウス・オブ・ザ・ドラゴン】はU-NEXTで観られます。
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