☆★このページでは、小説やブログ等の長文を執筆をする際にiPadと組み合わせて使うキーボードの選び方を解説しています★☆
iPadで長文を執筆したいなら、物理キーボードは必須ですよね!
しかしキーボードを選ぼうにも、あまりに選択肢が多く、どのタイプが自分に合っているのか分からずに迷っていませんか?
この記事では、
「外出先での執筆用にiPadを買ったけど、キーボードが選べない!」
「純正品は高価だから、比較的安価なサードパーティ製で良いのがあれば……」
「使い勝手も大事だけど、どういう点をチェックすればいい?」
など、長文を執筆する目的でiPad用キーボードを探している方へ、気をつけるべきポイントを解説しています。
ぜひ最後までご覧ください!
*カフェなど、出先での執筆にiPadが最適な理由を解説した記事はこちら。
外出先で使うiPad用キーボードの選択肢は3つ
iPad用キーボードは、大きく分けて3つのタイプがあります。
- 本体のソフトウェアキーボード
- Smart Connectorで直接接続するタイプ
- Bluetooth接続するタイプ
それぞれに特長やデメリットがあるので、以下で詳しく説明します。
本体のソフトウェアキーボード
ソフトウェアキーボードとは、本体の文字入力機能のことです。
ソフトウェアキーボードを利用するメリットは、追加費用が0円であることと、本体以外の余分なものを持ち歩かなくて済むこと。
デメリットは画面を大きく占領してしまうことと、タイピングのスピードが出ないことです。
タイピングのスピードが出ない原因は、キーの凹凸やホームポジションの印がないので、実質、ブラインドタッチ不可なことですね。
iPadはスマホに比べて画面を広く使えるので、そのぶん、ソフトウェアキーボードでも早く入力できるように思えます。
しかし前述の通り、ブラインドタッチができるわけではありません。
そのため、画面が広い分、かえって視線を上下左右に大きく動かさなければならず、総合的な効率は変わらないと感じます。
これは画面上のキーボードである以上、仕方がないです。
あとは、本体を寝かせた状態でタイピングしなければならないので、首や肩に負担がかかる!
これらのことから、ソフトウェアキーボードは小説やブログ記事などの長文執筆には向いていないことが分かります。
Smart Connectorで直接接続するキーボード(純正/サードパーティ製)
次は、本体に直接接続するタイプのキーボードです。
iPad各種の本体には「Smart Connector(スマートコネクター)」という接続部があります。
ここへ対応キーボードをカチッと物理的にはめこんで、直接接続できるのです。
どういう仕組みかさっぱり分からないけど、カッコいい!
そんなSmart Connector機能を備えたアップル純正キーボードの現行ラインナップは、以下の通り。
- 「Smart Keyboard(iPad第9世代用)」
- 「Magic Keyboard Folio(iPad第10世代用)」
- 「Magic Keyboard(iPad Pro用)」
- 「Smart Keyboard Folio(iPad Pro用、iPad Air用)」
純正品なら、機能的にも見た目的にも間違いないですよね。
メリットは、直接はめ込むので、無線接続のように接続の手間や反応が遅延する心配がいらないことと、本体の保護カバーとしての機能もある(一部製品を除く)こと。
また、本体から電源が供給されるので、個別で充電管理をする必要がないことも、大きなメリットです!
難点は、本体にセットして持ち歩くには結構な重さがあることと、高額なこと!
なお、サードパーティ製のSmart Connector対応商品も、少ないながら存在します。
純正に比べて価格が若干廉価なのが魅力ですが、ある程度信頼性のあるメーカーを選びましょう。
Bluetoothで接続するキーボード(純正/サードパーティ製)
最後は、Bluetoothで無線接続するタイプのキーボードです。
サードパーティ製は安価な製品が多く、種類も豊富です。
Bluetooth接続のキーボードを選ぶメリットは、Smart Connector対応商品と比べて圧倒的に安価であることと、種類が豊富で選び放題なところ。
折りたたむことができる製品もありますので、「コンパクトさ重視!」という方におすすめです。
また、スマホやMac、PCなど、iPad以外の端末にも使えるという汎用性も魅力です。
たとえば、
今日はこのお気に入りのバッグを持って出かけたいけど、
サイズ的に、iPadがギリギリ入らない……。
でもちょっとした待ち時間に、執筆したくなるかも?
そんなときには、スマホへ接続して使うことができます!
なお、ここでいう「純正のBluetoothキーボード」とは、Mac用のMagic Keyboardのことです。
「Macの普通のキーボードは、持ち運び用じゃないでしょ?」と思われるかもしれません。
しかしこれが意外と、外出先での利用にも向いています。
テンキーのないタイプならば薄くて軽量、コンパクトですから、充分持ち運びに耐えるのです。
しかも、当然ですが打ち心地は最高。
実は、現行の薄型タイプのMagic Keyboardが、人生で最も好きなキーボードです!
ただし破損を防ぐため、持ち運びの際には布製の袋へ入れるなど、なんらかの保護はした方が良いでしょう。
長時間の執筆に向くキーボードの見分け方:ポイントは4つ!
では、これらのキーボードの中から、どのようにして製品を選べばよいのでしょうか。
以下に、「出先で長時間もしくは頻繁に執筆する」ことを目的とした場合に重要なポイントをまとめました。
キーが打ちやすく、長時間使用しても疲れないか
小説やブログなどの長文執筆をする際に最も大事なのは、やはり「タイピングのしやすさ」です。
基本的に、見た目がフルサイズのキーボードに近い方が、使い勝手は良いです。
具体的なポイントは以下の通り。
- キーとキーの間が充分開いている
- キーのサイズが小さすぎない
- キー配列が普段使っているキーボードに近い
- キーを押した時に適度な弾力がある
持ち運ぶことを想定されているキーボードは、小型化のためにキーが小さかったり、キーとキーの間が狭かったりします。
また、特殊な配列を採用していることもあります。
これらは、タイプミスと手の疲労の原因となるので、購入前によく確認したいところです。
なお、キーを押した時の弾力があまりないと、手の疲れやすさにつながります。
ただ、こればかりは実物を触ってみないと分からないことですので、できれば店舗などでテストするのが理想でしょう。
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コンパクト&軽量で持ち運びしやすいか
外出先でゴリゴリに執筆したいのなら、気軽に持ち運べるかどうかは重要です。
たとえば、
iPadとキーボードで1kg超えるんだよなぁ……
重いから、今日は持っていくのやめておこうかな
となってしまっては、元も子もない!
総重量1kgとなると、普通に一般的なノートPCと同じくらいになってしまいます。
これでは、iPadの「気軽に持ち運べる」という性質が充分に活かされません。
「私はマッチョだから、多少重くても平気」という方以外は、なるべく軽量なものを選んだ方が、持ち歩きが億劫になりにくくておすすめです。
トラックパッド有りか無しか
文章の執筆メインならば、キーボードのトラックパッドは必須ではありません。
もちろん、WEBで調べ物をしつつ執筆する、というような使い方をするときには、トラックパッドはあった方が便利ではあります。
ただ、iPadは画面そのものがタッチ対応なので、キーボードにトラックパッドがなくても、機能的には問題ありません。
また、トラックパッドなしのキーボードを使っていて、後々必要になったら、別途マウスや単体のトラックパッドを追加するという手もあります。
私は、軽量&コンパクトさ重視なので、
トラックパッドはなくてOK派です
見た目の統一感とスマートさ
最後に、「見た目に統一感があってカッコいい」かどうかです。
これは、タイピングの快適さ等には直接関係のないことです。
しかし、カフェやファミレスでiPadを取り出し、「さあ執筆するぞ!」というときのテンションアップに寄与します。
また、素敵なガジェットは、それだけでどこへでも持ち歩きたくなるもの。
そういったモチベーションアップを最も重視するならば、見た目がカッコいいかどうかは大切です!
タイプ別! あなたにぴったりなiPad用キーボードはこれ!
以上のことを踏まえて、キーボードのタイプをざっくりまとめてみました。
*あくまで私見です!
キーボードの分類 | 使い心地 | 軽さ | トラックパッド | 見た目 | 値段 |
---|---|---|---|---|---|
【Apple純正】Smart Connector対応キーボード各種 | ◎ | △〜○ | 有/無 | ◎ | 2万〜5万4千円くらい |
【ロジクール製】Smart Connector対応キーボード | ○ | △ | 有 | ◎ | 2万円くらい |
【Apple純正】Bluetooth接続のキーボード (Mac用Magic Keyboard/テンキーなし) | ◎ | ○ | 無 | △ | 1〜2万円くらい |
【サードパーティ製】Bluetooth接続のキーボード各種 | △〜○ | △〜◎ | 有/無 | △〜○ | 3,000円〜 |
第一に、見た目の統一感やカッコ良さ、そして使い心地の良さを重視するならば、Smart Connector対応キーボードが最適です。
そして予算に余裕があればApple純正品を、少し費用を抑えたければサードパーティ製を選ぶと良いでしょう。
一方、見た目の一体感とスマートさをさほど重視せず、軽さと汎用性の高さ、そして価格を重視するならば、Bluetooth接続キーボードという選択になりそうです。
なおBluetoothキーボードは、各社が個性的な製品をこぞって出しています。
そのため選ぶのが少し大変ですが、そこが楽しいところでもあります。
ぜひ前述の「長時間の執筆に向くキーボードの見分け方」を参考にして楽しみながら選んでみてくださいね。
すべてを兼ね備えたキーボードは存在しない! 優先事項を熟考すべし
以上が、外出先で小説やブログなどを執筆するのに最適なiPad用キーボードの選び方でした。
このように、「予算」と「キーボードへ求めるもの」によって最適なキーボードは変わってくるので、ぜひ参考になさってください!
私は持ち運びのしやすさと価格の安さ重視で、
折りたためるBluetoothキーボード(iClever/ IC-BK26)を使っています♪
小説を書いていますが、使い勝手もなかなか良きです
なお、どのタイプのキーボードを購入する場合でも、事前に対応機種をよくご確認くださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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