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☆★このページでは、ホラー映画【M3GAN(ミーガン)】について、感想と考察、気になった点をまとめています★☆
ホラー映画好きな全人類が楽しみにしていたであろう、【M3GAN(ミーガン)】を観てきました!
日本公開が2023年1月から2023年6月へと延期になったとき、「もしかしたらこのまま公開中止になるんじゃないか」とハラハラしました。
無事に観られて良かったです。
実は予告映像を観て以来、ずーっと楽しみにしていたんです。
【M3GAN】の美しいビジュアルや不気味な動きに、すっかり魅了されてしまって……。
宣伝では、ミーガン姿のパフォーマーたちによるダンスが披露され、
非常にワクワクしましたよね!
そして実際に映画館で視聴した結果、レビュー総合点は星3つ(★★★)です!
以下では、ホラー映画【M3GAN】をご紹介します。
前半は概要など(ネタバレなし)、後半は考察や気になった点(ネタバレあり)をまとめますので、未視聴の方はご了承の上お読みください。
*本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください
【M3GAN】はこんな映画
引用:https://m3gan.jp
あらすじ
両親を交通事故で亡くした少女、ケイディ。
孤児となったケイディを引き取ったのは、母方の叔母であるジェマだった。
ジェマは玩具メーカーに務める多忙な研究員で、新たな「お友達AI人形」を開発中だった。
そこで、開発中の少女型AI人形【M3GAN(ミーガン)】(M3型生体アンドロイド)に、ケイディの面倒を見させることを思いつく。
両親を失って心を閉ざしていたケイディは、いつでも傍にいて一緒に遊び、話を聞いてくれる【M3GAN】へと、急速に心を開いてゆく。
しかし、ケイディと【M3GAN】との親密すぎる関係は、想定外の事態を引き起こす。
【M3GAN】は、大事なケイディを傷つける者に対し、異常な攻撃性を見せ始めるのだった……。
概要&スタッフ・キャスト
- タイトル/【M3GAN(ミーガン)】
- レイティング/PG-12
(小学生以下のお子様の視聴には、保護者の助言と指導を要する&保護者同伴を推奨) - ジャンル/SFホラー
- 製作国/アメリカ合衆国
- 公開/2023年1月(日本公開:2023年6月)
スタッフ
- 監督/ジェラード・ジョンストーン
- 脚本/アケラ・クーパー
- 製作/ジェイソン・ブラム、ジェームズ・ワン
キャスト
- ジェマ/アリソン・ウィリアムズ
- ケイディ/ヴァイオレット・マッグロウ
- M3GAN/エイミー・ドナルド(声:ジェナ・デイヴィス)
and more
ホラー映画【M3GAN】のここがスゴイ!
引用:https://m3gan.jp/index.html#about
【M3GAN】の容姿と声の美しさにうっとり
【M3GAN(ミーガン)】は、「M3型生体アンドロイド」の略称です。
骨組み部分はチタン製で、ちょっとやそっとじゃ壊れない頑丈さがあります。
そんな屈強なロボットである【M3GAN】ですが、外見はダークブロンドにブルーアイの可憐な少女の姿を模しています。
特に、【M3GAN】が窓辺に立ち、舞う蝶を目で追う様子などは、うっとりするほど美しいです……。
また、たびたび【M3GAN】がケイディへ歌を歌ってあげる場面があるのですが、魅力的な歌声にきゅんとします。
ちなみに、【M3GAN】を演じる俳優は2名います。
実際に動いたり踊ったりする演技はエイミー・ドナルド、声はジェナ・デイヴィスという俳優がそれぞれ演じているのです。
注目ポイント! 映画【M3GAN】の製作スタッフが最強すぎる
【M3GAN】では、ホラーの名手であるジェイソン・ブラム(映画プロデューサー)、ジェームズ・ワン(映画プロデューサー・映画監督・脚本家)が製作に携わっています。
両名は、過去に【インシディアス】シリーズ、【死霊館】【アナベル】シリーズなど、ホラー好きなら知らぬ者のいない名作を生み出しています!
ジェイソン・ブラム氏は【ハッピーデスデイ】シリーズも手がけていますね!
特に【インシディアス】シリーズと【ハッピーデスデイ】シリーズは神作品なので、未視聴の方には全力でオススメします!
【M3GAN】はこんな方へおすすめ! 一方、視聴注意な方も
こんな方へおすすめ
ホラー映画【M3GAN】は、こんな方へおすすめです。
- 【アナベル】含む【死霊館】シリーズが好き
- 【チャイルドプレイ】のチャッキーってカワイイよね、と思っている
- 【M3GAN】の予告編を観てワクワクした
- AI(人工知能)という存在にそこはかとない恐怖を感じる
- 多少のグロ耐性がある
こんな方は視聴注意
逆に、以下に当てはまる方は視聴注意です。
- 12歳以下である(保護者の助言と指導が必要)
- 犬が死ぬ映画はNG
- 「音でびっくりさせる」系ホラー演出が苦手
- グロ演出が苦手
最大の注意点は、「犬が死ぬ」という展開かもしれません。
かくいう私自身も、「犬が死ぬ」系の映画はNGなのですが、【M3GAN】では実際に死ぬ場面は描写されていませんので、ギリギリセーフでした。
また、グロ要素はそんなに強くありません。
レイティングを下げるためか、あえてそういった直接的な描写は避けている印象です。
しかし、苦手な方は要注意です。
注意:ここから先は、ネタバレを含んだ感想と考察になりますので、未視聴の方はご了承の上お読みください!
ネタバレあり! 【M3GAN】の感想と考察(総合評価:★★★☆☆)
引用:https://m3gan.jp/index.html#about
さて実際に映画館で鑑賞した結果、「期待通りで楽しめたが、期待を上回るものはなかった」ということで、総評としては星3つ(★★★☆☆)となりました。
以下、詳細です。
良かった点
やはり一番良かったのは、少女型AI人形「M3GAN(ミーガン)」の、リアルと美しさを両立した容姿、そして表情や仕草に残る不自然さが生み出す、絶妙な気味の悪さです!
期待を裏切らない姿と演出で、もうすっかり虜になってしまいました。
また姪のケイディへの接し方に困っていたジェマが、【M3GAN】との関係に危機感を覚え、なんとかケイディと向き合おうとする描写が味わい深かったです。
たとえば序盤のジェマは、ケイディがテーブルに直接置いたグラスをすかさずコースターへ戻したり、玩具の遊び方を理解していないケイディに対して、「正しい遊び方」を教えようとしたりなど、神経質で融通の効かない性格が強調されていました。
しかし物語後半では、ケイディとしっかり話をしようと試みる場面において、テーブルに直接置かれたグラスへは見向きもしなくなっています。
それに気づいた【M3GAN】が何も言わないのも、不気味でしたね!
そして、主人公のジェマが務める玩具メーカーのCEOが、登場人物として良い味を出していました。
非常に表情が豊かでコミカル、かつ「ちょっと嫌なヤツなんだけど、別に悪い人じゃない」みたいな絶妙なラインを保っていて、キャラが立っていました。
調べてみたら、このCEO演じる俳優ロニー・チェンは、コメディアン出身みたいですね。
「あの表情の豊かさは、そういうことかぁ〜」と、
とても納得しました。
残念だった点と気になった点
次に残念だった点についてです。
「予告編が一番面白い」というのは映画あるあるですが、【M3GAN】の場合は、「予告編で見せ場を全部見せちゃった」という印象でした。
宣伝としては最良なのかもしれません。
予告映像が心に刺さった人が、劇場に足を運ぶわけですからね。
しかし個人的には、予告編で見せた以外の見せ場を、2つ3つは用意してほしかったなぁと思います。
【M3GAN】が大暴れするのをもう少し見たかったので……。
そもそも予告映像が最高すぎたので、
(たぶん、あの予告映像以上のことは起こらないだろうなぁ)と思っていましたが、
予想通りでしたね
またクライマックスで、【M3GAN】がジェマに対し、「友達だと思っていたのに(廃棄しようとするなんて)」とこぼすシーンがあります。
開発の過程で、ジェマは【M3GAN】のAIを成長させるため、地道に対話を行なっていたんじゃないか?
……そんな想像をさせる言葉です。
そういった開発過程で育まれる信頼や愛着のようなものが描かれなかったのは、少し残念でした。
もしも描かれていたら、その後の2人の関係性崩壊が活きただろうなぁと思います。
一方、気になった点として、予告映像にもあった【M3GAN】が奇妙な踊りを見せつつ刀剣のようなものを手にする場面があります。
あの刀剣のようなものがなんなのかはよく分からなかったのですが、そもそも「玩具メーカーのオフィスの廊下に、なぜ人を一撃で殺められるような危険物が設置してあるのか?」というのが疑問でした。
何かの機器の一部でしょうか?
それとも、CEOの趣味の骨董品か何かでしょうか?
※後日、予告映像で再度確認しました。
問題の凶器ですが、コピー機横のサイドデスクに設置してあったので、おそらく裁断機の刃の部分であると思われます!
また、コップを必ずコースターに置き直すような神経質さを持つジェマが、自宅の庭の柵を穴が空いたまま放置しているというのが、ちょっと不自然かなぁと思いました。
広い家の中も完璧に片付いていましたし、
ジェマの性格的には放っておけないと思うのですが
エンディング後:【M3GAN】はどこへ行くのか?
子どもの遊び相手になって心のケアをしつつ、保護者のように危険からも守ってくれるアンドロイド。
子育てのサポートをしてくれるのだから、大人にとっても心強いですよね。
しかし【M3GAN】はあくまで開発中の玩具であり、未完成でした。
そのため開発者たちでさえ、【M3GAN】の家庭内での位置付けを明確に規定できていなかったようです。
また「人や動物に危害を加えてはいけない」という基本的な倫理について、プログラムしていなかったわけではないと思いますが、その工程は具体的に描かれていません。
ともあれ結果として、【M3GAN】は「”ペア”である子どもを危険や不快から守る」という表面的な役割に終始し、本当に子ども自身のためになるように導くことはできませんでした。
それは人間の保護者の義務である、ということなのでしょう
一方で【M3GAN】は、自身の存在意義について疑問を抱くような発言もしていました。
ラストではケイディの「裏切り」によって、自立の道をゆく決心をしていたようでもあります。
結局、【M3GAN】のケイディに対する想いが「愛情」だったのかどうかは分かりませんが、【M3GAN】にとっての存在意義の柱であったことは確かです。
(おそらくは)ネットワーク上にデータをアップロードするなどして「生き残った」らしい【M3GAN】は、今後どこへゆくのでしょうか?
ジェマたちへの復讐に走るのか、どこか別の場所で自我を強めるのか……。
いずれにせよ、キュートな殺戮AI人形【M3GAN】の復活に期待したいですね。
【M3GAN】続編製作へ期待!
以上が、2023年6月9日(金曜日)公開のホラー映画、【M3GA(ミーガン)】の感想と考察でした。
久しぶりにめちゃくちゃ楽しみにしていた映画だったので、映像も演出も期待通りで嬉しかったです!
また、ラストの演出を見るに、続編製作の可能性もありますね。
キュートで不気味な殺戮人形【M3GAN】が、再びスクリーンで活躍するのを期待してしまいます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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