☆★このページでは、CGアニメーション映画【トイ・ストーリー4】の批判的ネタバレ感想を語っています。映画未見の方と「4が好き」な方は、あらかじめご了承の上お読みください★☆
【トイ・ストーリー5】の製作が発表されましたね。
衝撃です。
正直、【トイ・ストーリー4】の存在を記憶から抹消した身としては、突然トラウマが抉られ、早くも震えています。
しかしそれでも、続編が出るとあっては無視することができないのです。
なぜなら、【トイ・ストーリー】をガチめに愛しているから……!
つきましては、当時はショックのあまり呑み込むしかなかった【トイ・ストーリー4】のネタバレ感想を、ここで放出しておきたいと思います。
誤解なきよう申し上げておきますが、私は【トイ・ストーリー】シリーズが大好きです。
その上で、4については圧倒的否定派です。
したがって、「4が好き!」という方にとっては不快になる要素があるかもしれません。
あらかじめご了承の上、お読みくださいませ。
トイ・ストーリー4の概要とストーリー
Reunited. Here’s the all-new poster for #ToyStory4. pic.twitter.com/xwhQnzAoEb
— Toy Story (@toystory) April 18, 2019
概要&スタッフ/キャスト(敬称略)
【トイ・ストーリー4】- 製作年:2019年
- 製作国:アメリカ
- 監督:ジョシュ・クーリー
- 脚本:ステファニー・フォルサム
アンドリュー・スタントン - キャスト:トム・ハンクス/唐沢寿明(ウッディ)
ティム・アレン/所ジョージ(バズ)
アニー・ポッツ/戸田恵子(ボー・ピープ)
キアヌ・リーヴス/森川智之(デューク・カブーン)
and more
ストーリー
アンディからボニーへと譲られたウッディとバズたちは、ボニーの家のおもちゃとも仲良く暮らしていた。
しかし仲間たちの中でウッディだけが、どうしてかクローゼットへ放り込まれたまま、遊んでもらえない日々が続いていた。
そんなある日、ボニーは幼稚園へ通うことになる。
心配したウッディがこっそりついて行くも、ボニーには友達ができない様子。
一人で遊ぶボニーを可哀想に思ったウッディが、隠れて手助けをしたところ、ボニーはフォークで手作りおもちゃを作り、楽しく遊ぶことができたのだった。
以降、「フォーキー」と名付けられたフォークのおもちゃは、ボニーのお気に入りとなった。
だがフォーキー自身は、自分のことを「ゴミ」だと認識しており、少し目を離すとゴミ箱へ飛び込もうとする。
ボニーのためを思って、フォーキーの保護者のような役割を担うウッディ。
しかし一家でキャンプへ向かう道中、「フォーキー」が逃げだしてしまった。
後を追ったウッディは、ボニーや仲間たちとはぐれてしまうが、偶然見つけたアンティーク・ショップで運命の再会を果たすことになる……。
ネタバレあり! トイ・ストーリー4がトラウマになった5つの理由
さてそんな【トイ・ストーリー4】ですが、当時、私は公開初日に映画館へ観に行きました。
なぜなら、【トイ・ストーリー】シリーズが大好きだったからです。
1作目から3作目までのナンバリングタイトルはもちろん、スピンオフ作品である
トイ・ストーリー・オブ・テラー!と
トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールドそして短編作品3つも視聴済みでした。
しかし劇場でトイ・ストーリー4を観た後の帰り道は、ほとんど記憶にありません。
あまりのひどい展開・ひどい結末に、ショックと失望で放心状態だったからです。
以下は、トイ・ストーリー4が個人的トラウマにまでなってしまった主な理由です。
- 物語の根幹である世界観の崩壊
- 既存キャラクターの性格崩壊
- ほぼ全キャラクターの扱いが雑
- 物語に倫理的な欠陥がある
- 3作目を「二度と楽しめない」ようになった
それでは、詳しく解説してゆきます。
トイ・ストーリーの根幹である世界観の崩壊
最初に、世界観崩壊についてです。
トイ・ストーリーには、シリーズを通してしっかりとした世界観があります。
たとえばひとつは、「動いているところを人間に見つかってはいけない」という、おもちゃ間の暗黙のルールです。
彼らは、誰も見ていないときにだけ自由に動き回り、必要なときには隠れながら行動します。
ここがまた、ハラハラドキドキを生んで楽しいんですよね!
そしてこの「動いているところを人間に見つかってはいけない」というルールがあればこそ、子どもたちは夢想できるのです。
「私のおもちゃも、ウッディやバズみたいに、見ていない間はおしゃべりしているのかも!」と。
なお、1作目のクライマックスでは、「おもちゃにひどいことをする子どもをこらしめる」という目的で、この禁忌を破っています。
ただし、そこには物語上の必然性がありました。
また、それまでの展開で「動いているところを人間に見つかってはいけない」というおもちゃのルールが遵守されていたために、最終手段としての禁忌破りが活きていました。
余談ですが、「相手が子どもである」というのが、
この禁忌破りのギリギリセーフなポイントだと思っています。
子どもの頃の経験なら、本人が大人になる頃には
「子ども時代の想像力の産物」もしくは「悪夢を見ただけ」と
納得できるようになっているでしょう
一方、トイ・ストーリー4のおもちゃたちは、必然性のない場面で人に見つかるような行動を取り、さらには人間に対し「故意に自動車事故を起こさせる」という、笑えないレベルの危害を加えようとします。
今までのトイ・ストーリーからすると、異常事態です。
そしてもうひとつ。
何より大事な世界観として、「おもちゃにとって、子どもと遊ぶことは最大の喜びである」という大前提があります。
大変斬新かつ、物語の柱となる概念ですね。
これまでのトイ・ストーリーでは、この大前提を中心に据え、丁寧に物語がつむがれてきました。
子どもたちと遊べることを喜び、遊んでもらえないと寂しく思ったり、傷ついたりもする……。
そんなおもちゃたちの姿を観た子どもたちは、こう思うことでしょう。
おもちゃは心を持っていて、一緒に遊ぶのを楽しんでくれてるんだ!
これからはもっと大事にしよう
しかしトイ・ストーリー4では、なんとウッディが持ち主であるボニーを見限り、おもちゃとしての幸せを手放すというラストを迎えます。
しかも長年苦楽を共にしてきたバズや仲間たちとの別れも、信じられないほどあっさりと済ませてしまいましたので、大変驚きました。
「(バズと)無限の彼方へ共に行くんじゃなかったの?」
「今まで積み重ねてきた物語は、なんだったの?」
「【君はともだち】の素敵な歌詞が、全部嘘になってしまった……」
そんなやり切れなさだけが残る結末です。
これまでのシリーズの世界観と文脈を根底から覆す、寂しいエンディングでした。
魅力的だった既存キャラクターがまったくの別人に
つぎは、キャラクターについてです。
トイ・ストーリー4では、既存のキャラクターたちの性格が改変されているように思えます。
たとえば主人公の一人である保安官のウッディは、終始優柔不断で頼りない性格になっています。
今作のウッディは、元恋人であるボー・ピープにネチネチ嫌味を言われ、背中を丸めながら、ただ彼女の後ろをついて歩くだけ……。
確かにウッディは、もともとちょっと怖がりで情けない部分がありました。
しかしシリーズ1作目〜3作目を経て、「決して仲間を見捨てない」という信念と、おもちゃたちを率いるリーダーとしての勇気や行動力を備えていたはずです。
それに、もう一人の主人公、バズ・ライトイヤー。
彼は少々思い込みが激しく、天然ボケな面もあります。
しかしいざというときには誰よりも頭がキレて冷静、そして屈強な義人だったはずです。
それが、今作では知性の光も正義の心も見受けられず、存在意義すら危うい端役となっています。
このように、前作までの主人公であったウッディやバズは、いずれも性格が大きく変わっている上に、なんの活躍の場も用意されていないのです。
しかし、彼らはまだマシかもしれません。
トイ・ストーリー4のキャラクター崩壊の最大の犠牲者は、ボニーと、ボー・ピープです。
ボニーが性格改変で嫌われキャラに!
ボニーは、ウッディたちの持ち主である女の子です。
トイ・ストーリー3に登場し、前の持ち主であるアンディから、おもちゃたちを譲り受けました。
彼女はトイ・ストーリー4の開幕当初から、「特に理由もなく、不自然なまでにウッディの存在を無視し続ける」という謎の行動をとります。
以前はあんなにウッディを気に入って「私のカウボーイ」と呼び、楽しそうに遊んでいたのに。
本当に、理由が語られないのです。
「子どもは、特に理由もなく突然おもちゃに飽きるものである」
なるほど。
確かに、現実ではそうかもしれません。
しかしトイ・ストーリーは物語です。
そしてボニーは既存のキャラクターであり、過去作でしっかりと性格づけがされていました。
そんな登場人物が、これまでと違う極端で不自然な行動をとるならば、理由の説明が必要です。
「アンディだって、1作目でバズがやってきた当初は、ウッディに見向きもしなくなったじゃないか」
確かに。
そんなこともありましたね。懐かしい。
しかしアンディの件については、「バズという魅力的な新おもちゃがやってきた」という、この上なくはっきりとした理由が提示されるので、不自然さは皆無です。
それに、ウッディを失くしたと気づいた後、アンディはとても落ち込んでいました。
一時的に他へ興味が移っても、彼にとってウッディは大切な相棒のままだったのです。
その点ボニーは、ウッディがいなくなったことにすら気づきませんでした。
快活で想像力豊か、そして「おもちゃを大切にする子」だったボニーは、
いったいどこへ行ってしまったのでしょうか
ボー・ピープは「材質」まで改変!?
ボー・ピープは言わずもがな、トイ・ストーリー4の主人公です。
1作目と2作目に登場してヒロインを担っていたボーが、3作目で急に退場してしまったことについて、疑問に思った方も多いでしょう。
私もです。
それだけに、トイ・ストーリー4で主役としてカムバックし、過去も語られたことは良かったですよね!
しかし、過度に嫌味で攻撃的な性格に改変されてしまったのは、残念です。
「強くて自立した活動的な女性」を表現するのに、なにも嫌われるような性格づけをする必要はないと思うのですが……。
ボー・ピープの性格改変については、彼女自身の過酷な経験の結果であると言われれば、なんとか呑み込めます。
きっとアンディの家を去ってから、想像を絶するようなつらい目に遭ってきたのでしょう。
ただ、これだけは納得いかない、という点があります。
それは、ボーの「材質」です。
まずトイ・ストーリーのCGの目を惹く点として、それぞれのおもちゃの材質と構造に沿った「おもちゃっぽい動き」が挙げられます。
特にウッディの走り方は独特で、
ああいう作りの人形なら、
確かに、ああいうふうに走りそう!
という説得力がありましたし、画面にも大層映えました。
そこへきてボー・ピープは、陶磁器製の置き物人形です。
ゆえにトイ・ストーリー4のように、手足を自由自在に曲げ伸ばしして派手なアクションをこなすことはできないはずです。
実際、1作目や2作目ではある程度腕を動かすものの、移動の仕方は陶磁器製らしい硬質さを醸していました。
しかしトイ・ストーリー4のボーについては、陶磁器製という設定にしては、非現実的なまでに柔軟な動き方をしてしまっています。
「活動的で独立した強い女性像」を描きたかった製作陣の意図は、痛いほどに伝わってくるんです。
しかしキャラクター本来の材質まで超越してしまっては、もはや同一人物設定に無理が生じます。
人間のような動きで活躍をさせたいがために、かえってリアリティを失くしているのです。
キャラクターの扱いに雑さが目立つ
【トイ・ストーリー4】では、ほぼ全てのキャラクターの扱いが雑に思えます。
例えば、人気キャラクターである、ジェシー。
2作目から仲間に加わったカウガールです。
私も大好きなキャラクターです。
特にスピンオフ作品の【トイ・ストーリー・オブ・テラー!】で過去のトラウマによる閉所恐怖症を克服するシーンなんか、グッときました!
そんなジェシーは、仲間が危機的状況に陥ったとき、黙って座っていられる性質ではなかったはず。
しかしトイ・ストーリー4では、ウッディたちがいなくなってしまったのに、車の中で待機しているだけです。
なお、これについては、ブルズアイやポテトヘッド夫妻、スリンキー、レックス、ハムたちも同様です。
このように、トイ・ストーリー4では、お馴染みの仲間たちが全く動かせていないと感じました。
仲間たちが助け合う、ベタで胸熱な展開がないのです。
それに各キャラクターの感情と行動に一貫性がなく、感情移入も難しくなっています。
物語に倫理的な問題がある
倫理的にも、気になった部分がありました。
まず、トイ・ストーリー4のヴィラン(悪役)であるギャビー・ギャビーの思想と行動が、あまりにもグロテスクです。
とはいえ、それ自体はグロテスクでもいいんです。
おもちゃとして大事な発声機構が壊れており、ずっと子どもと遊べなかった寂しさ……。
ギャビーが歪んだ欲望を抱くようになってしまったのも、分かります。
しかしだからといって、「持てる者(この場合はウッディ)から大事なものを奪い取ることに成功し、めでたくハッピーエンドを迎える」という結末は、倫理的に問題があると感じます。
奪われた側も、ただただ無惨です。
たとえウッディ本人が許したとしても。
トイ・ストーリーは、一般に子ども向けのアニメと認識されています。
したがって「つらい思いをしてきた人は、欲しいものを他人から奪い取ってよい」というメッセージになりかねないような展開は、避けなければなりません。
また、ギャビーのために犠牲になった腹話術人形のベンソンについては、結末が描かれていないのも気になります。
ベンソンは、報われないのでしょうか?
というか、そもそも彼らの望みはなんだったのでしょうか。
せめて、無事にアンティークショップへ戻れているとよいのですが……。
【トイ・ストーリー3】を二度と「楽しんで」観られなくなった
そして、トイ・ストーリー4のなにが一番悲しいかというと、【トイ・ストーリー3】の感動が台無しになってしまったことです。
どういうことか、ご説明します。
トイ・ストーリー3のラストでボニーは、アンディからカウボーイ人形ウッディを譲り受けます。
そのときアンディは、ボニーが大事にしてくれると信じて、大切な相棒を託したのです。
ウッディ自身もボニーについて、「おもちゃを大切にする子」だとコメントしていました。
しかしご存じのとおり、トイ・ストーリー4で、彼らの信頼は裏切られます。
もちろんボニーは、アンディがどれほどの思いでウッディを譲ったかなんて、知らないでしょう。
もしも「ウッディを失くした」と知ったら、アンディがどれほど悲しむかなんて、分からないでしょう。
ただ、シリーズを観てきた私たち観客は知っています。
アンディとウッディの絆を。
だから【トイ・ストーリー4】を観てしまったが最後、振り返って3作目を観るたびに、
このあと、ボニーはウッディを大切にしないんだよね
ウッディは、アンディと一緒に大学へ行くべきだったなぁ……
つら……
と、大変切ない思いをすることになるのです!
なんという悲劇!
これが、私が【トイ・ストーリー4】を記憶から抹消した最大の理由です。
あまりの心ない展開に耐えきれず、「トイ・ストーリーは3部作だった」と思うことにしたのです。
【トイ・ストーリー】 【トイ・ストーリー2】 【トイ・ストーリー3】すべての原因:トイ・ストーリーシリーズと既存キャラクターへの敬意が薄い
トイ・ストーリー4における問題のすべての原因は、「シリーズおよび既存キャラクターへの理解と敬意の薄さ」だと思えます。
いわゆる「解像度が低い」という感じでしょうか
世界観の崩壊も、キャラクター崩壊も、キャラクターの扱いの雑さも、元を辿ればこれが原因です。
一方、ストーリー上の倫理観の欠如については、もう少し根が深いかもしれません。
ただ「既存の人気シリーズとそのキャラクターを扱う製作者としての倫理」という点では、この敬意の薄さは問題です。
しかし当然ですが、トイ・ストーリー4を製作したのはピクサーです。
自社の作品へのリスペクトがない、あるいは理解が薄い、なんてことがあり得るのでしょうか?
実は、あり得るんです。
4作目では、これまで監督や制作総指揮を担っていた「トイ・ストーリー」の生みの親ジョン・ラセター氏が、降板となったのです。
原因は、ラセター氏のセクハラ問題。
そして退任後、ラセター氏らがすでに作成していた脚本に手が加えられ、なんとその3/4が書き換えられたというのです。
幻の脚本は、どんなものだったのでしょうか。
きっと、最高に【トイ・ストーリー】だったんでしょうね……
この件で私に言えることは、あらゆるハラスメントは世界から消滅させなければならないということと、ジョン・ラセターという人物は、物語を作る天才だったということだけです。
なお、「既存の人気シリーズを扱う製作者の倫理」について、いまいちピンとこないという方は、ぜひみんな大好き【ドラえもん】で想像してみてください。
トイ・ストーリー4をドラえもんで例えるならば、
ドラえもんの恋人である猫のミイちゃんが、
ある日突然、二足歩行をして人語を話し出し、
ドラえもんを無能扱いしてあれこれ指図した結果、
ドラえもんがのび太を見捨てて自由になり、
ミイちゃんと共にロボットたちを解放するため、
レジスタンスを結成しました。
fin.
みたいな感じになります。
物語としては結構面白そうですね。
「管理され虐げられた者たちが自由を勝ち取る」という話なら、アリ寄りのアリです。
しかし、なにもわざわざ国民的アニメ(ドラえもん)の世界観をぶち壊してまでやる必要はないわけです。
というより、やってはいけない。
ドラえもんがのび太を見捨てるなんてひどい結末、
絶対に観たくないんですよ!
もしも特定の主張を強く押し出した物語を作りたいならば、人気シリーズの世界とキャラクターを使うのではなく、正々堂々、新規タイトルとして制作していただきたいと痛切に願います。
同日公開のホラー映画【チャイルド・プレイ】の方がよっぽど【トイ・ストーリー】だった件
ところで、【トイストーリー4】の米本国での公開日は、ホラー映画【チャイルド・プレイ(2019)】と同日でした。
どちらも、おもちゃ/人形が大活躍(?)する映画であることや、おもちゃ/人形の持ち主の名前が「アンディ」であることから、コラボ宣伝も行っていました。
コラボ宣伝の内容は、ポスター上で、キラー人形【チャッキー】がトイ・ストーリーのキャラクターを炙ったりレーザー銃で撃ったりする、というもの。
スリンキーが「ホットドッグ(婉曲表現)」にされるなど、ブラックユーモア満載で、私も楽しませていただきました。
ちなみに、日本では一週間ほど公開日がずれていたので、私はトイ・ストーリー4を観て消沈した翌週くらいに、【チャイルド・プレイ】を観に行きました。
そうしたら、非常に元気が出ました!
見事なポップコーン・ムービー*で、安心感すらあるベタなホラーでした。
トイ・ストーリー4を観てひどいと思った&トラウマになってしまった方には、特におすすめです!(ただしグロ注意)
*ポップコーンを食べながら気楽に観られる娯楽映画のこと。
もう、こっち(チャイルド・プレイ)が
トイ・ストーリー4ってことで、いいじゃん?
と思ったくらいです。
だって2019年版【チャイルド・プレイ】のチャッキーは、あくまでも「最期まで親友」として子どもに寄り添おうとしていましたからね。
最凶のキラー人形なんですけれども。
【チャイルドプレイ(2019)】トイ・ストーリー5を観る勇気はまだない
以上が、思い出すだけで苦しい、そんな【トイ・ストーリー4】のネタバレ感想でした。
先日製作が発表された【トイ・ストーリー5】は、どういったストーリーになるのでしょうか?
4に絶望し、トラウマ化してしまった私のような者が救われる展開は……おそらく、望み薄でしょう。
あの終わり方から、いったいどうやって後を続けるつもりなのか、想像するだに恐ろしい気がします。
でも大好きなシリーズだから、諦めきれない部分もあります。
願わくば、またイキイキと活躍するおもちゃたちの姿を観たいものです。
正直、ジョン・ラセター氏の描く【トイ・ストーリー5】が観たい……
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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